月桃の特徴
月桃とは熱帯や亜熱帯地方などに自生している植物で、沖縄や屋久島などでよく見られます。
葉っぱは約40~60㎝、たて長の楕円形で、深い緑色でつやつやしています。
夏の初め頃(4~6月)には、白く垂れ下がった堤灯のようなつぼみをつけ、7月頃に蘭のような黄色い花が咲きます。
つぼみは白くふっくらとして、先端がほんのりピンク色で桃のように見えることから、月桃(げっとう)と名付けられたとも言われています。
沖縄と月桃
沖縄では、山や野原にも自生し、家のお庭でもよく見かけます。
沖縄の方言で「サンニン」と言い、とても身近で親しまれている植物のひとつです。
お餅を月桃の葉で包んで蒸した「ムーチー」は、旧暦の12月8日に家族の健康祈願と厄払いで仏壇にお供えする、沖縄ではポピュラーな餅菓子。
優しい甘みと月桃の香りがするムーチーは、素朴な味わいが癖になるおいしさです。
月桃はとても生命力が強い植物で、抗酸化作用や抗菌作用を持っています。
そのほかにもさまざまな作用があり、万能の薬草と言われています。
昔から沖縄では月桃が持つパワーに注目し、生活に取り入れてきました。
抗酸化作用、美肌効果
月桃の葉には、赤ワインの34倍ものポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールには、身体の酸化(老化)の原因のひとつ「活性酸素」を取り除く効果があります。
「活性酸素」は肌のくすみ・しわ・たるみを防ぎ、キメを整えるなど、うれしい美肌効果もあります。
抗菌・消臭作用
月桃には強い抗菌作用や、防虫・防カビ・消臭効果があることでも知られています。
沖縄では古くから、食べ物を保存するために月桃の葉で包んだり、葉を乾燥させてタンスなどに入れて防虫剤として使われています。
また、臭いを分解する消臭作用もあるので、葉を煮出した煮汁をスプレー容器に入れると、天然の消臭スプレーとしてお部屋や玄関、ゴミ箱などにお使いいただけます。
防虫・防カビ作用
月桃の葉の爽やかな芳香には、防虫・防カビ作用もあります。
生の葉を置くだけでも防虫効果がありますが、乾燥させた葉を細く切り、洋服タンスや靴箱にいれて天然の防虫剤としても使用できます。
また、葉を煮出した煮汁スプレーは虫よけの効果もあります。
整腸作用
古くから月桃には整腸作用があるとされ、種を焙煎してお茶にして飲まれているようです。
また、ショウガ科の月桃は身体を温めてくれる効果もあるため、女性には特におすすめです。
アロマ効果・リラックス作用
月桃の爽やかな香りは、ストレスや緊張を和らげてくれるリラックス作用もあります。
沖縄子育て良品では早くからハーブとしての月桃のパワーに注目し、オリジナル商品に使用してきました。
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